謎の人形館
謎の人形が気ままに。。。。 たくさんの人と会話したいな>< ・・・・と思ってるブログです ちなみにアニメ好き
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壊れた人形3
SSの続きですが・・・・・
へたくそです
本当に恥ずかしいです><。

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ヨハンは、広場からの帰り道、一本の路地裏に入った。家への近道で何度も通っている道だが、今日は何かがおかしい。そう・・・感じる。
体の一番奥がじりじりと燃え上がり心臓の鼓動をせきたてる。
奥に入っていくと少し血の臭いがした。一瞬、幼い日の記憶が蘇った。
心臓が「ドクン」と脈打つ。嫌な予感が体を包み込んだ。
 次の瞬間、ヨハンは走り出していた。
血の臭いがするほうに、角を曲がり、直線を走り、角を曲がる。三つ目の角を曲がろうとした、その
とき、「近い」と思った、いや感じた。
そして、角をまがりきった瞬間、目の前に血の海が広がっていた。
血の海の真ん中には、血まみれの少女が倒れていた。少女は下半身が吹き飛んでいた。
 心臓が恐ろしい速さで脈打ち、心臓の音しか聞こえない。さっきまでの喧騒がまるでうそのようだ。
 しかし、恐怖という感情を感じない。決して強がりなんかではない。
幼い頃に戦争の悲惨な光景を嫌と言うほど見ているため、あまり動じなくなっているのだろうか。それが日常と思うときさえあったのだ。           
そんな中で幼少を育ったから『怖い』という感情に対して抗体みたいなものが出来たのかもしれない。少女に、少し近づいた。
 一歩踏み出した、死んでいるはずの少女の呼吸の音が聞こえた。弱弱しく、今にも消えてしまいそうな呼吸の音。
幻聴かと思い神経を集中させ耳を澄ました。全身で少女の呼吸を聞こうとする。
「ひぃぅ・・・ふぁ・・・・・っぁ」
 聞こえた、肺の奥で空気を吸うような呼吸が。必死に生きようとする声が・・・
(バカな。この状態で・・・この出血で・・・・・生きているなんて)
 ありえないことだった。そんなことは、戦時中でも、みたことも聞いたこともない。
ヨハンは、すぐに近寄り、少女を抱きかかえた。彼女の顔は、まるで寝ているかのように目を閉じていて、まだどこかに幼さを残している。血と泥で汚れているものの美しかった。確かに美形で整った顔をしているが、それ以前に生きたいという気持ちが現れていた。
それがヨハンには、美しく映った。
少女の汚れた顔を自分の服で拭き、優しく話しかける。
「大丈夫?」
 それで少女は、少し気を取り戻したようだ。
そして、
「はじめ・・まして、シャル・・ロ・・ット・コルデーで・・・す」
 と言った。しかも、にっこりと微笑んで。
そして、言い終わると、また、気を失った。
(自己紹介するような場面じゃないだろう・・・。とりあえず、エドガーのところに連れて行くか)
 エドガーとは、ヨハンの育ての親で職業は、まあ、俗に言う闇医者である。戦災孤児で怪我を負っていたヨハンを助けて、面倒を見てくれたのがエドガーである。
 それから、急いで少女に自分の着ていたコートを着せ、背中に負って走り出す。角を曲がり、直線を走り、角を曲がる。
 全速力で走った。
一秒でも早く少女の傷を・・・・
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壊れた人形2
『ラゼリア王国暦三〇四年三月二十四日、国王ラゼリアス四世が崩御。』

 新聞の一面にでかでかと載っている。テレビのニュースも巷の世間話もそればかり話している。
それもそのはずだ。ラゼリアス四世は、当代一の名君であり、その美徳は大陸全土に知れ渡っている。
その理由の一つに、大陸の西に位置する小国だったラゼリア王国を経済大国と呼ばれるまでに成長させている。名君の名君たるいわれだ。
そんなわけだから、民衆の支持力は絶大だった。
しかし、死んだ・・・・。四十二歳だった。王国は、その若すぎる死の悲しみで包まれていた。
「・・・どうなるんだろうな、この国は。」
 溜息まじりに呟いた。持っていた新聞を投げ捨てる。
 新聞は風のない部屋を漂い、バラバラになりながら一枚、一枚、床に落ちていく。まるで、この国の将来を暗示させるかのように・・・・・・
 最後の一枚が落ちるのと同時にヨハンは、家を出た。
 特に行く当てなどなかったが、とりあえず街の中心に行くことにした。
ここ、ラゼリア王国首都リスティノイスでは、街の中心に『ラゼリア広場』と呼ばれる広場、そして、その周りに行政施設がある。王宮もこの広場の正面に位置している。
街の中心に近づくにつれて人が増え、だんだん騒がしくなってきた。
普段はこんなに人が向かう場所ではないのだが・・・・・・。
などと考えといると前から、見慣れた姿の女の子が歩いてくる。彼女も僕に気づいたようだ。
短い金色の髪と蒼い目が印象的な娘だ。
彼女はにっこり笑って、
「おはよう、ヨハン」
と挨拶をした。ヨハンもそれに答える。
「おはよう、リオネッセ」
 挨拶されたリオネッセは嬉しそうだった。いつも、会うたびに嬉しそうにしている。何がそんなに嬉しいのか、などと考えていると彼女が僕の顔を覗き込んできた。
「どうしたの?」
彼女自慢の蒼い瞳が僕を見ていた。この瞳を見ているとなぜだかヨハンは落ち着く。しかし、じっくり見るなんてことはしない。いや、出来ない。
「なんでもない」
 とヨハンは目をそらしながら言った。
 リオネッセは「あ、そっ」と言い。話題を変える。
「ところで、今からどこに行くの?もしかして・・・・・ラゼリア広場?」
 ヨハンはそれに首を縦に振るだけで答える。それを見てリオネッセは、とても嬉しそうに、
「残念でした。広場は、今、人がいっぱいで入れないよ。たぶん、王様が死んだからじゃない?」
 と言った。まるでそれを喜ぶかのように・・・。
 ヨハンは少し考えて、来た道を戻り始める。リオネッセが後を追ってくる。
「どうしたの、ヨハン。もしかして、怒っちゃった?」
「怒ってないよ。家に帰るだけさ。」
「う~、やっぱり怒ってるよ~。」
 リオネッセは、そういって立ち止まる。ヨハンは彼女を無視して歩き続ける。
 二人の距離がだんだん離れていく。
 思わず追いかけようとしていたリオネッセは、途中でそれをやめた。
 そして、踏み出そうとした足に向かって小さくつぶやいた。
「ヨハンのバカ・・・・」
その声は、雑踏の喧騒に呑まれて、彼の耳には届かなかった。
壊れた人形
一つのビルが轟音とともに爆発した。
爆風によってコンクリートの壁が、爆炎が、夜の空を舞った。

舞っていく残骸の中に少女がいた。
ビル内部で爆発に巻き込まれた少女の体は片腕が引きちぎれ、下半身も吹き飛ばされていた。
しかし、生きているはずのない少女は、

      生きていた。

少女は、一つの能力を持っていた。
少女を生かしたその能力は『支配者の力』。


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続きます

本当に駄文ですのでコメントも手加減してください
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